テクニカル分析-1
>macd
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは以下の計算式で算出されます。
MACD=短期EMA-長期EMA
通常の日足分析においては、短期EMA期間は9、長期EMA期間は26とするのが一般的です
ここで出てくる平滑移動平均の求め方は、
小次郎講師直伝「チャートの極意」 l 第4回、MACDの極意 - AVATRADE
n日EMA=(EMAy×(n-1)+P×2)÷(n+1)
※nはパラメーター、移動平均線の何日移動に当たる部分。
※EMAyは昨日のEMA、Pは本日の価格(終値)
>>例えば
実際の株価で計算してみました。
グラフの読み方は、
MACDがシグナルを下から上に抜いた時に買い、上から下に抜いたときが売りとなります。この交差はゼロラインから離れた、つまりより高い山での売りサイン、より深い谷での買いサインほど有効となります。
上図のようにグラフにすると、2-3日後の下落or上昇を予想していたように見えるシーンがあります。
>ボリンジャーバンド
ボリンジャー・バンド(Bollinger Band) - Money Partner
相場変動は、移動平均線を中心とする変動幅に収まる確率が高いと看做し、上・下に放れた場合は異常値であり、長続きせずに移動平均線付近に収斂すると看做します。
すなわち、価格が上部バンドと交差した時に売り、下部バンドと交差した時に買うといった、平均値への回帰を前提とした『逆張り』での利用法です。
しかしながら、ジョン・ボリンジャー氏自身は、この『逆張り』手法を否定しており、「ボラティリティ・ブレイクアウト」にボリンジャー・バンドを使った『順張り』を推奨しています。
標準偏差は、
標準偏差とは何か?その求め方や公式の意味・使い方をわかりやすく説明します - アタリマエ!
Step①平均値を求める
Step②偏差を求めて、2乗する
- 偏差とは、各データの値から平均値を引いた値のことです。
Step③偏差の2乗の合計をデータの総数で割る→分散が求まる
Step④分散の正の平方根を求める
実際の株価で書いてみると、
確かにほとんどの日の終値がバンドの中に収まっていることがわかります。
使い方として、
【逆張り指標】
・ダブルボトム・バイ(Double bottom Buy):
(1)最初の底は下部バンドを下回る
(2)2番目の底は、下部バンドを下回らない
(3)移動平均線を上抜けた時に買い
【順張り指標】 ⇒ボリンジャー自身は、ボリンジャー・ブレイクアウトを推奨
・買いシグナル:価格が上部バンドを上抜けた場合⇒新しい上昇トレンド発生と看做して買い出動します
・売りシグナル:価格が下部バンドを下抜けた場合⇒新しい下降トレンド発生と看做して、売り出動します
等いろいろ言われていますが、正直よくわかりません。現時点ではこれはそういう経験則があるというふうに理解するべきでしょう。ダブルボトム・バイで言うと、最初の底から二番目の底までの期間、移動平均を上ぬける時までの期間はどうなんでしょう。他の戦術にしても結局相場のそれまでの文脈を判断材料として用いているのではないかと思います。